ナチュアのHinterhof

オーガニック・リサイクルなど、地球環境に優しい商材を海外から直輸入しているネットショップ・ナチュアデアエルデの運営者が綴る海外珍道中、日常に起こる珍事件、その他プライベートで感じることを書き散らかします

2018年10月

本日は日曜日により、ウエストミンスター寺院の中に入ることはできない

すっかりそんな事を忘れていたので、中に入ってシェイクスピアの石碑を確認出来なかった。

そう言えば一度もウエストミンスター寺院の中に入った事ないなぁ・・・と、帰国した今気づいたぞ。まぁ次回「酔いどれパブ巡り(仮)」ツアーを開催する時には中に入ろう

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左手「聖マーガレット教会」、右手「ウエストミンスター寺院」なめの奥に見えるウエストミンスター宮殿。
この時は改修工事中だったので、外観撮影を楽しみにしていた人にとってはガッカリだっただろう。

ちなみに自分は2年前にデジカメのズーム機能で散々外壁の彫刻を激写済だ

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とっても有名なバラの窓。
内側のステンドグラスは是非生で観に来なければ!

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ウエストミンスター寺院内の写真は検索すれば驚くほどの枚数がヒットするので、今回は外観にフォーカスして激写してみた。

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最上段4体の左柱より、左が大天使ミカエル。
神が最初に作った最強の天使であり戦死であり堕天使ルシファーとの戦闘にも勝った天使会のドン?的な存在。

旧約聖書から行動や武勇伝がそれぞれの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)に引き継がれている。

右が大天使ガブリエル?
神のメッセンジャーと言われる天使で、天使に性別はないものの女性的な風貌で描かれることも多く、聖母マリアにイエスの誕生を告げる「受胎告知」が有名

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右柱より、左が大天使ラファエル、癒し、ヒーリング、治癒といった心のお医者さん的な天使
右が大天使ウリエル、気候や天体、自然現象を司どりインスピレーションを与える賢い天使で、ノアに大洪水を知らせて箱舟を準備させた伝説がある

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それぞれの大天使彫刻は伝説や特徴などで当てはめているが実際大天使ミカエルしか自身ない・・・
他の彫刻に関してもチラリと調べてみたのだが、それらしき情報を得ていない。聖書やら歴史やらを知らないとなかなか厳しいなぁ

下位層は、修道院の歴史に関連したものであり、王の恩人、アボットと学長ららしい。

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急に粘土でウエストミンスター寺院を再現してみたくなった。小学校以来粘土に触れてないけど。

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宝珠を持ち世界を祝福するイエス・キリスト

球体は”世界そのものを具現化”したもので、これを手に持つ、足元に置くことで世界を支配していることを暗示する。
十字架が刺さっていることは、キリスト教の神による世界統治を意味している

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彫刻の左右には天使。
・・・双子のような写真映えになってしまったが、実際は1体のイエス・キリスト。

中段は使徒座、その下には音楽、絵画、彫刻、法律、歴史、工芸などの職業を代表する行列。
これらの細かい彫刻はノミでカツカツ削っているのだろうか?

現代社会では水の噴射で削れたりするが、その時代最適だった道具で作業しているのかと考えると凄いの一言に尽きる

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その中央の柱には「祝福された聖母マリア」が載冠されたキリストを抱いている

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次はお隣の聖マーガレット教会をご紹介

計画通りの駅から出陣でではなかったとはいえ、とりあえずウェストミンスター駅へ向かう

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正直、自分の中ではこれは歩ける範囲。
まぁ数日後散歩で歩いて行くのだが、ロンドン市内の有名どころの観光地は散歩好きなら歩ける距離なのでお試しあれ!

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地下鉄から地上の改札を出るとテムズ川を挟んで目の前にロンドン・アイ
ここはいつも長蛇の列である。自分は1度も乗車した事がないが良い眺めなんだろうな。

近代化が進むロンドン市内にあまり興味のない自分は、果たしてこれに乗車する日がくるのだろうか?

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テムズ川を渡るウエストミンスター橋を眺めていると、視界を遮るようにポリスカー
イギリスのドラマでも良く見かけるが、警察官は事件現場でよく黄色に青のシャカシャカ上着を着ている。昔からこんな色だったけ??
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本日はロンドン・アイ方面ではなく、ビッグベンを後目にウエストミンスター寺院である。
ビッグベンは2年前にかなりの激写をやり遂げたので今回は撮影なし。
ウェストミンスター駅を出てテムズ川を背に左手にはビッグベンの道を進むと、ウエストンチャーチル他の銅像が立ち並ぶ公園、その向かいにウェストミンスター寺院という徒歩数分内に観光名所目白押しである。
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聖マーガレット教会通り
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銅像広場(名称があるかも知れないが、銅像多いからそんな感じで)
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イギリス最高裁判所
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さて、次はようやくウエストミンスター寺院に突入!

とりあえず今日の目的はシェイクスピアに関係するところを観光

と、その前にパソコンを使って色々と下調べ。
まず一番重要なのが「交通費を知る」。ロンドンの交通機関は日本と違って時間帯によって乗車料金が変わる。渋滞税と言い、通勤・通学更には観光客による混雑回避策の1つだろうが、この料金変動は旅行者にとってはとても重要!旅行の際は、必ず時間帯に注意すべし!なのだ。
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とりあえず9時30分以降の電車に乗れば良いし、観光地図なんてないので付け焼き刃的なマップをパソコンで検索し、デジカメで激写。なんか困ったら、この画面と地下鉄マップで何とかなるだろう。
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まぁ20年程前とは言え、ロンドンには3ヶ月住んでいたし、2年前に2週間滞在しているので勝手知ったるなんたらな感じで、軽薄は装備。最終的にロンドン市内は地下鉄マップだけで散歩できる程熟知しているのである。

ウエストミンスター寺院は観光名所でわかるとして、問題はシェイクスピアのオブジェクト。
観光名所として大々的にパンフレットで紹介されているわけではないので、やはりパソコンで検索して
場所をデジカメで激写
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一通りの準備を終え、朝食に向かう。
Bankside House B&Bは通常学生寮という事で、だだっ広い食堂にバイキング形式で朝食をゲット!
飲み物はオレンジ、グレープフルーツジュースは当たり前、最新の自動カフェマシーンでコーヒー、モカ、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノ、何でもござれである。
詳細はグーグル先生の画像検索を参照の事:画像

自分は、ブレックファースト初日という事もあり、一通りのものをゲット。
右上:フルーツポンチにプレーンヨーグルトをかけたもの、オレンジジュース、リンゴ、バナナ
プレートは時計回りにソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、マッシュルーム、ベークドビーンス、チョコクロワッサン、フィッシュフライ
左下:ポーリッジ(英国版のお粥的存在で、麦を牛乳で煮込んだもの)
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自分はこのポーリッジを塩で味付けして食べるのが大好きだ!
ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在していた時も頻繁に食べた。思い出したら今すぐ食べたいぜ。
ちなみに卵料理は毎朝2種類あって、この日はスクランブルエッグとポーチドエッグ(目玉焼きの形だけど焼きではなくボイルしたやつ)で、初戦という事でスクランブルエッグをチョイスしている。
この他、トーストもあるしパンケーキもあるし、コストパフォーマンスから考えてもこのBankside Houseの朝食は、今まで旅で食べた朝食の1位、2位を争う。
2年前に少しお値段が上がるトラディショナルスタイルのB&Bに宿泊したのだが、あそこの朝食が食堂のテラス込みで最高だと思っているので比較するのは難しいが、1泊6千円くらいの宿で駅から徒歩圏内、市内にも近い立地だと考えるとココは本当にお勧め!

ゆっくりとたらふく朝食を食べ、リンゴはランチ用に持って10時前に宿を後にした。
とりあえず今回の目的でもあるシェイクスピア劇場までの道を確認しながら駅に向かう。徒歩8分くらいだろうか、2年ぶりのシェイクスピア・グローブ劇場
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日曜日の朝10時とあって人通りも少ない。
まぁ日曜日といえばクリスチャンは協会に行っているし、この国の人たちは日本のサラリーマンにありがちな曜日関係なく仕事、仕事、なんて考えはなく、ゆっくりな朝を迎えて完全オフモードになる。
20年程前にホームステイした先では、日曜日は旦那さんが奥さんに尽くす日のように、簡単な朝食と紅茶をベッドに運んでいて微笑ましかった。

開場の時は、ここに立ち見の当日券をゲットしようと長い列ができる。
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左隣がグローブ座付属のスワン・レストラン
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観劇の日にここで飲食を嗜んだのだが、それはまた別の機会に書き散らかすとして、現在地からお目当ての場所に向かうべく駅に向かう
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サザーク橋を渡り、キャノンストリート駅に向かうかな
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シェイクスピア・グローブ座から北のサザーク橋を目指す
後ろには金融街シティ
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徒歩10分もかからず橋に到着

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テクテクとキャノンストリート駅に向かっていたのだが、いつの間にか近くのバンク駅に到着、但し駅構内は閑散としている。日曜日とは言え、常に観光客で賑わう街ロンドン。何だか嫌な予感だなぁと歩を進めると
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おっと、なんてこったい!
まぁロンドンあるあるなのだが、点検やストライキや様々な理由で電車の運行状況が変わる。
特に土日は乗車してる電車の目的地が急に変更になるのは良くある話で、ロンドンの電車内でヘッドホンやイヤフォン付けてノリノリの人がいないのは社内アナウンスに耳をそばだてなければ目的地に辿り着けないからなのではないだろうかと思えてくる。

とは言え、ロンドンの地下道では違う路線と繋がっている。これ故に都内でいうところの千代田線に乗車してても目的地が南北線に変わったり有楽町線に変わったりと臨機応変に路線の行先変更対応が可能なんだろう。

って事で地下道を2駅分くらい歩いてようやく目的地に向かう電車に乗車出来たのであった。
ちなみに、張り紙1枚で自分たちでサバイブしろよ、という程冷たい街でもないロンドンでは、地下通路の分岐点に警備員さんが仁王立ちしていて路頭に迷った子羊観光客を救ってくれる。
自分もこの朝マッチョなタフガイ風の警備員さんに向かうべき駅が右手なのか左手なのか教えてもらった。やはりまだ頼れるものはスマホという器械ではなく人なんだろうなと変わりゆく近未来に思いを馳せるのであった。

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