遡る事10年くらい前、私と友人は夏も終わりに近い秋口、富士急ハイランドへと出かけた
暑い中、お目当てのジェットコースターに2時間30分並んだが、ボルテージは最高級!
うひゃひゃ、うひゃひゃな1日を過ごす。
そして今回、いや、永遠に語り継がれるであろう「グレートザブーン」というジェットコースターに乗る。
これはその名の通りザブーンなジェットコースターで、水上にレールがあり、そこを滑り降りるのだが、
その瞬間濡れるので入り口にはポンチョが販売されている。
つまり「濡れたく無い人は買ってください!」な乗り物だ。
私と友人は顔を見合わせ、
「別に濡れてもいいよね。むしろ女は黙って濡れネズミ!」
なんてな事を言いながらポンチョ放棄組になる。
周りにはワラワラとポンチョを着た人々が並んでいる。
放棄組みは私達と少し前にいたナイスガイ4、5人組のみ。
「濡れてなんぼだよねぇ?!全くぅ。。。」なんて話ながら順番を待つ。
乗り終えた人たちを見てもさほど濡れていない。
すると、放棄組みナイスガイ達はおもむろにTシャツを脱ぎ始めた。
なんと?!上着だけ死守する気なのだ!
むむぅ。。。
こんな時少しジェラシーである。
男性は上半身裸になるという着こなしが許されるのだ。
そんなナイスガイ達が大興奮で戻ってくる。
順番待ちの人々は彼等を微笑みで迎える。
そしていよいよ私達の番である。
前から2列目の席に座る。
ギャラリーは、女2人がポンチョ無しと言う勇敢な姿に魅入る。
むしろ物珍しそうな視線だったかも知れない。
緩やかな流れに身をゆだね、うつらうつらと進む。
そしていよいよ、その名の通り「ザブーン」ポイントである。
「きゃあぁぁぁっ!!!」
満面の笑みで迎えたその瞬間、前列の女の子が「きゃあっ!」と、顔を伏せた。
「なに?!」
一瞬、前方が霧が晴れたように明るくなり、次の瞬間っ!
「ざぶ〜ん!!!」
もう一度書く。
「ざぶ〜ん!!!」
・・・見事な濡れネズミっぷりである。水も滴る、何とやらだ。
いや、そんな生易しいものではなく、尋常じゃない程のびしょ濡れ。
確かに濡れるつもりでポンチョは着なかった。
しかし、前列の女の子が壁となり、彼女舐めで水が来ると思いすっかり油断していた。
直撃である。
友人も濡れたが、場所的のせいか前列の女の子のせいか、私の方が格段に濡れている。
乗り物を降り立つと、順番待ちの人々の「ポンチョ買ってよかったね」視線が痛い。
Tシャツを脱いだナイスガイ達が恨めしかった。
髪からズボンまで水が滴り落ちる。
楽しんだは楽しんだが、台風中継に行った帰りのアナウンサーみたいになっている。
しかも陽はどっぷり落ち、辺りは暗い。
少し大またに歩いていると、後ろから来たカップルに「風邪引かないで下さいね~」と声をかけられる。
「あ〜いっ!」
なんて明るく言ったものの目は笑っていなかった。
そんな私に向かって「助手席には、濡れた服じゃ乗せないよ!」
と、一緒に戦い抜いた戦友の冷たい一言。
このままでは車にも乗車させてもらえず、帰る手立てを失くしてしまう。
しょんぼりしながら富士急ハイランドのショップにて、Tシャツとハーフパンツを買い、着替えた。
それ以来、富士急ハイランドには行っていないが、今年の秋口に再チャレンジ話が浮上している。
今度は着替えを持参するか、素直にポンチョお買い上げを検討せねばならないのであった。
暑い中、お目当てのジェットコースターに2時間30分並んだが、ボルテージは最高級!
うひゃひゃ、うひゃひゃな1日を過ごす。
そして今回、いや、永遠に語り継がれるであろう「グレートザブーン」というジェットコースターに乗る。
これはその名の通りザブーンなジェットコースターで、水上にレールがあり、そこを滑り降りるのだが、
その瞬間濡れるので入り口にはポンチョが販売されている。
つまり「濡れたく無い人は買ってください!」な乗り物だ。
私と友人は顔を見合わせ、
「別に濡れてもいいよね。むしろ女は黙って濡れネズミ!」
なんてな事を言いながらポンチョ放棄組になる。
周りにはワラワラとポンチョを着た人々が並んでいる。
放棄組みは私達と少し前にいたナイスガイ4、5人組のみ。
「濡れてなんぼだよねぇ?!全くぅ。。。」なんて話ながら順番を待つ。
乗り終えた人たちを見てもさほど濡れていない。
すると、放棄組みナイスガイ達はおもむろにTシャツを脱ぎ始めた。
なんと?!上着だけ死守する気なのだ!
むむぅ。。。
こんな時少しジェラシーである。
男性は上半身裸になるという着こなしが許されるのだ。
そんなナイスガイ達が大興奮で戻ってくる。
順番待ちの人々は彼等を微笑みで迎える。
そしていよいよ私達の番である。
前から2列目の席に座る。
ギャラリーは、女2人がポンチョ無しと言う勇敢な姿に魅入る。
むしろ物珍しそうな視線だったかも知れない。
緩やかな流れに身をゆだね、うつらうつらと進む。
そしていよいよ、その名の通り「ザブーン」ポイントである。
「きゃあぁぁぁっ!!!」
満面の笑みで迎えたその瞬間、前列の女の子が「きゃあっ!」と、顔を伏せた。
「なに?!」
一瞬、前方が霧が晴れたように明るくなり、次の瞬間っ!
「ざぶ〜ん!!!」
もう一度書く。
「ざぶ〜ん!!!」
・・・見事な濡れネズミっぷりである。水も滴る、何とやらだ。
いや、そんな生易しいものではなく、尋常じゃない程のびしょ濡れ。
確かに濡れるつもりでポンチョは着なかった。
しかし、前列の女の子が壁となり、彼女舐めで水が来ると思いすっかり油断していた。
直撃である。
友人も濡れたが、場所的のせいか前列の女の子のせいか、私の方が格段に濡れている。
乗り物を降り立つと、順番待ちの人々の「ポンチョ買ってよかったね」視線が痛い。
Tシャツを脱いだナイスガイ達が恨めしかった。
髪からズボンまで水が滴り落ちる。
楽しんだは楽しんだが、台風中継に行った帰りのアナウンサーみたいになっている。
しかも陽はどっぷり落ち、辺りは暗い。
少し大またに歩いていると、後ろから来たカップルに「風邪引かないで下さいね~」と声をかけられる。
「あ〜いっ!」
なんて明るく言ったものの目は笑っていなかった。
そんな私に向かって「助手席には、濡れた服じゃ乗せないよ!」
と、一緒に戦い抜いた戦友の冷たい一言。
このままでは車にも乗車させてもらえず、帰る手立てを失くしてしまう。
しょんぼりしながら富士急ハイランドのショップにて、Tシャツとハーフパンツを買い、着替えた。
それ以来、富士急ハイランドには行っていないが、今年の秋口に再チャレンジ話が浮上している。
今度は着替えを持参するか、素直にポンチョお買い上げを検討せねばならないのであった。