語学留学に渡英し滞在数日

どうしても行こうと思っていたロンドンダンジョンに出動!
お化け屋敷と言うべきか、蝋人形館というべきか、ロンドンの黒い歴史博物館というべきか。
とにかくホラーアトラクションで有名な場所だ。

何故だか、昔から怖がりなくせにお化け屋敷に入りたがる性質なので日本にいる時から気になっていた。
当時の私は海外にて一人で行動するのが好きだったし、誘って行く程仲の良い友達もまだいなかった。
一緒に行く友達が出来てから参戦すれば良かったのかも知れないが、全く気にせず開店前の長蛇の列に並ぶ。

豆知識も情報も無いロンドンダンジョン。
いよいよ入場になると入り口付近にて記念写真を撮られる。
絞首刑になってる場面の写真になるのだが、何人で来たのかを聞かれ、
「1人です」
と言うと、怖いメイクを施したスタッフに
「You are brave.(勇敢だね)」
と言われる。何を隠そう、私は入るまで一体どんな場所なのだか把握していなかったので、
「Yes! I am」
とびっきりの笑顔で答えていた。無知って素敵。

中に入ると、17~19世紀のロンドンで実際にあった拷問の様子が、
日本では考えられないくらいリアルな蝋人形で展示されている。
説明文に日本語は無かったので英語を一生懸命読む。
・・・しかし滞在はじめてまだ数日。
しかも語学学校のクラス決めインタビューにて、質問にキョトンとしたレベルである。
拾い読みと蝋人形で勝手に妄想を膨らます。

子供づれも何人かいて
「教育上いいのか?いや、実際の歴史だから隠す方がおかしいのか?」
何て悶々しながら展示を一通り見る。
これで終わりだと思っていた。

この先、スタッフに勇敢だと称えられた意味を知り、入り口で露出したとびきりの笑顔が凍る。
ロンドンダンジョンはパート2に続く・・・