ロンドン生活にも馴染んできて、ホストファミリーとも会話が出来るようになってきたある日のこと

アラン(パパさん)はセントラルラインの電車運転手だが、そのアランと日本の通勤電車の話題になった。
どうやらテレビで東京都内の通勤ラッシュの映像を見たらしく、
「日本の満員電車は酷いっ!」
と、駅員さんが乗客をギュウギュウ詰め込む動作をユーモアたっぷりにして真似て見せる。
ちなみにアランはとってもパフォーマンス上手である。
マギーはそれを見て微笑んでいる。
ロンドンも朝の通勤ラッシュは大変なようで、私が帰国後しばらくして「渋滞料金」なる制度が作られている。
しかし、それは車の渋滞に限ったもので電車は都内のようなギュウギュウになる事は無かった。

またある時、ジェット(息子)が日本の地震について興奮気味に話し始めた。
ケンジントン自然史博物館だったと思うが、そこに社会科見学に行った際、
地震体験が出来る場所に行ったらしく、その思いを熱く語っている。
ただ、当時の私は「Earthquake(地震)」と言う単語を知らず、
一生懸命説明しようとしているジェットとジェスチャー当てクイズのようになっていた。ゴメンよ、ジェット。
地震経験のない英国人としては、地面が揺れるなんて事は想像も付かずに大興奮である。
確かに考えてみると、地面が揺れるなんて体験しないと想像も出来ないだろう。

日本と英国、東京とロンドン、同じ首都での違いを知っていくのはとても楽しいものだ。
個人的には日本人と英国人の気質は似ていると思っている。
外交的なパフォーマンスは違えど、古き良き物を大事にし対人とのコミュニケーションが少し不器用。
大きな違いと言えば、レディファーストの習慣くらいかなぁ。